
16年間、M苦楽園でたくさんの器を販売してきた中で、
流行して姿を消していった器もあれば、
何年経っても変わらず選ばれ続けている器もあります。
では、その違いは何なのでしょうか。
今回は16年間お客様と向き合ってきた中で感じた、
「本当に長く愛される器」についてお話ししたいと思います。
1.食器にも流行があります

10年ほど前までは、黒い食器は今ほど一般的ではありませんでした。
食卓には白や柄物の器が多く、黒い器は少し珍しい存在でした。
新鋭のレストランやホテルで使われはじめおしゃれで洗練された印象のでした。
当時は個性的な作家物の器も人気がありました。
唯一無二の一点物や特別感が人気がありました。

一方で、ここ数年は大きく変化しています。
料理そのものを引き立てるシンプルなデザイン。
どんな食卓にも合わせやすく、毎日使える器。
そんな”引き算の美しさ”を持つ器が多くのお客様に選ばれるようになりました。
実際にM苦楽園でもYOZORAシリーズなどのシンプルでモダンな黒い器は、
発売以来、多くのお客様にご愛用いただいています。
2.人気のテーブルコーディネートの傾向

16年前、「テーブルコーディネート」と聞くとお客様を招く特別な日のためのもの。
そんなイメージを持たれる方がほとんどでしたし
テーブルコーディネートは非日常の一部の人たちのものでした。
ランチョンマットを敷き器を揃え花を飾る。
“おもてなし”のためのものだったのです。

でも最近は違います。
「今日は自分のために少し丁寧に盛り付けてみよう。」
そんな理由でランチョンマットやお盆を取り入れる方が本当に増えました。
毎日の食卓を楽しむためのテーブルコーディネート。
それが今の暮らしのスタイルになってきているように感じます。
3.長く愛される器には共通点があります

16年間販売してきて思うのは、
長く愛される器は、決して流行だけでは選ばれていないということです。
毎日の食卓に自然と馴染むこと。
料理を美しく見せてくれること。
どんな季節にも合わせやすいこと。
そして、何年経っても「やっぱりこの器が好き」と思えること。
そんな器は、お客様が少しずつ買い足しながら、暮らしの一部になっていきます。
だからこそ、M苦楽園でもロングセラーの商品は、
華美なデザインではなく、シンプルで使いやすい器が多いのです。

これからも変わらないもの
流行はこれからも変わっていくと思います。
でも、「毎日の食卓を少し豊かにしたい」という想いは、きっとこれからも変わりません。
豪華な料理でなくても、お気に入りの器に盛り付けるだけで、いつもの食事が少し特別な時間になる。
それが16年間お客様と接してきて改めて器の持つ魅力だと感じています。
M苦楽園では16年前から人気だった商品がいまだに人気ランキングの上位に入ります。
これからも流行だけを追いかけるのではなく、
10年後、20年後も食卓で愛される器をお届けしていきたいと思っています。
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